世界で唯一、ASTM D2892 の要求事項を完全にカバーした原油蒸留装置です。ASTM本部でも認められ、実際にラボでも使用されております。PCにより制御されていて、さまざまな圧力レベルでのさまざまな蒸留操作を完全に自動で実行できるように設計されており、無人操作による運転も可能です。

脱ブタン化の運転では、大気圧による運転、減圧 100 Torr による運転、99 ～ 2 Torr の減圧などの異なる蒸留操作をオペレーターの介入なしに自動で実行することも可能です。システムは大気圧からさまざまな減圧条件まで関連する、すべての操作圧力の変化を自動的に管理します。また、異なる条件間の中間冷却手順の所要時間は、フラスコ充填物の集中冷却によって最小限に抑えられます。

この装置は、各カットが 20 個のレシーバーを備えた自動フラクションコレクターに排出される前に、各フラクションの量をオンラインで測定します。フラクションコレクターには、各フラクションの重量を測定するための電子天秤が内蔵されています。運転中でも充填されたレシーバーを交換することで、装置は1 つの試料の蒸留で最大 80 カットを処理できます。レシーバーの交換は事前に選択されたカット温度に従って、またはレシーバーが満杯になったときに実行され、次のレシーバーでカットサンプリングを継続します（レシーバーの過充填を避けるため）。

蒸留後、オペレーターは外部天秤 (付属品) を使用してガストラップとフラスコ残留物の重量を測る必要があります。重量は装置によって自動的に測定され、その結果として最終的なデータ評価と重量% および体積% での TBP 曲線が作成され、結果は保存および印刷が可能です。

更に装置をカスタマイズするための様々なオプションもご用意がございます。