硫化水素 H2SアナライザーSA4000-4IP570、ASTM D7621Stanhope-Seta社
ISO 8217 に基づき、燃料中の硫化水素含有量制限において、IP570試験方法が正式な定量方法として制定されました。本試験器はこの試験方法に完全に準拠した唯一の装置です。
気相処理機能 (VPP) を内蔵し、コンパクトなベンチトップ デザインで硫化水素 (H2S) 濃度を正確に測定します。
船舶残留燃料、留出物、石油ブレンドストックなどの燃料油のサンプル液相中から硫化水素を含むガス分を効果的に抽出し、気相処理プロセッサによりトルエン、キシレン、メルカプタン (チオール)、アルキル硫化物などの 成分を除去。250 mg/kg までの硫化水素分を測定します。
機器は電子天秤に接続することもでき、サンプル質量を自動的に読み込み、データ入力ミスを防ぎ、また操作時間を短縮します。タッチスクリーンディスプレイを備えたシンプルなユーザーインターフェースにより、試験中の測定状況をリアルタイムにグラフ表示し、カスタムレポートの出力を行うこともできます。
IP570では、機器の検証プログラム (PTSメンバーシップ) を実施しており、プログラムに参加すると定期的にサンプル が送付され、世界中のラボとの測定値の相関が確認できます。
製品詳細
準拠規格 | IP570、ASTM D7621、ISO/PAS 23263、ISO8217 |
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測定範囲 | 0 ~ 250 mg/kg (ppm) |
分解能 | 0.01 mg/kg |
サンプル粘度範囲 | 1 ~ 3,000 mm2/s (50℃) |
測定原理 | ガス抽出法による電気化学センサーでのH2S測定 |
測定時間 | 15 分 |
サンプル量 | 1 mL、2 mL、5 mL (H2S濃度による) |
希釈剤容量 | 20 mL |
測定制御 | タッチパネル式ディスプレイによる操作 (9.7インチ) |
データ保存 | 500,000 件 以上 |
データ出力 | USB、RJ45 イーサネット、RS232 |
電源 | AC100V 50/60Hz |
寸法・重量 | 290 (W) × 570 (D) × 520 (H) mm、15 kg |